PROJECTS

フランスで日々取り組んでいるパン関連のプロジェクトや、現在取り組んでいる自然環境や生態系の保護につながるプロジェクトの様子などをご紹介しています。

大学講義「パンの世界から見える未来と創る未来」

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2024年11月、石川芳美が北九州市立大学にて特別講義を行いました。   テーマは「パンの世界から見える未来と創る未来」です。 普段から野菜中心の食生活を選択している石川ですが、この講義ではフランスにおけるベジタリアン市場を数字と共に説明したり、 一人がベジタリアンメニューを選択する事で起こる環境へのインパクトなどを紹介しました。 また、日仏30店舗のブーランジェリーパティスリーを経営する石川が、 パン屋からみたベジタリアン市場へのアプローチ方法や今行っている活動なども説明しました。 これからの地球の未来を担う学生たちへ向けて 石川の力強い言葉が届けられました。   質疑応答では、様々な質問をいただき、 未来のために何を選択し、何ができるのかを一緒に考える時間となりました。   先日、フランスのパリ大学でも石川芳美と夫のロドルフ・ランドメンヌが取り組んでいる環境について話す機会がありました。 二人が長年取り組んでいる環境問題へのアプローチを紹介する事で、 学生たちの考え方やこれからの行動に影響を与えられたらと願って、 これからも、こういった講義活動を行っていきます。   講義などのご依頼はこちらからご連絡...

【YUMGO】代替卵ユンゴを使用したデモンストレーション開催!

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2024年10月、パリ市内のコルドンブルーパリ校舎内にて、代替え卵ユンゴを使用した商品を紹介するデモンストレーションが行われました。 石川芳美はユンゴを使用したパンドーロとキッシュロレーヌを披露しました。    パンドーロとはクグロフの型で焼くイタリアの伝統パンで、たっぷりの粉砂糖やジャムと一緒に食べると尚美味しいフワフワのパンです。石川オリジナルのレシピで作られたバターも卵も使わないパンドーロに、本場のパンドーロを知っているイタリア人のお客様もびっくり&感動!試食用のパンドーロを持ち帰っていきました♪ その他、ユンゴのフランス人パティシエによってシトロンタルトとチョコレートムース。   日本でユンゴのアンバサダーとして活動している上野啓介シェフは、カヌレとマドレーヌを作りました。   100%植物性の材料を使ったこれらの商品は、乳製品のアレルギーがある方でも安心して食べていただけるだけでなく、動物性の材料を使用した商品に比べ、生産の過程で大幅にCO2の削減されている商品です。 デモンストレーションには飲食業界のプロフェッショナルから学生まで様々な方にお越しいただき、大盛況でした。 商品の美味しさはそのままに、食べているだけ...

【コスティル】アグロ・フォレストリ計画

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石川芳美と夫のロドルフがノルマンディーのコスティルに森を購入してから4年が経ち、この土地を使った様々な活動が始まっています。 プロジェクト『アグロ・フォレストリ(Agroforesterie)』 このプロジェクトは、コスティルにある生態系を再生していく事を目的として立ち上げました。過去4年間でもすでにコスティルの動物の数や植物の種類が増えている報告が上がっていますが、さらに年月をかけて森を自然な状態へ還していきます。 本来の姿のままに育った自然の木々は、青々と生い茂り、真っすぐに伸びていなくとも植物本来の美しさを見せてくれます。そして緑や豊かになることによって、それを食料とする昆虫や動物たちも本来の生態系を取り戻していきます。 植樹による生態系の再生 2023年秋に3ヘクタール程の平地で80本以上の種まき及び植樹を行いました。植えた木は、シデ、コナラ、カエデ、ニレ、なし、りんご、ボダイジュ、ナナカマドなどです。 木は成長の過程で二酸化炭素を吸収し、土壌に炭素を蓄積し、質が改善されていきます。また落ち葉が土壌の栄養源となったり、動物たちを風から守る役割も果たすのです。 古代小麦の栽培 石川芳美も参加している古代小麦の研修アソシエーション「トリティ...